京都の二条城で御朱印が欲しい!?「入城記念符」って何?

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京都で観光ガイドをしていると京都の中心部にある二条城へご案内することが頻繁にあります。

そこで最近お受けする妙なご要望があります。

「二条城の御朱印はどこでもらえるのですか?」

もちろん二条城に御朱印はありません。

以前は観光スタンプが置いてありました。高速道のサービスエリアや観光地に置いてあるのと同じものです。修学旅行生たちは旅の栞におしていたりしたものです。

ところが世の御朱印ブームを受けて京都市が考えた「入城記念符」が登場したのです。といっても他のお城でも「登城記念印」とか「御城印」として御朱印もどきが始まっています。

二条城の 「入城記念符」 について良し悪しはここでは触れません。ただ二条城の御朱印だと思って欲しいと思われる方がいる以上、ご紹介はしておきましょう。

二条城の 「入城記念符」 とは

一見するとまさに二条城の御朱印!

二条城の入城記念符は、朱印を押してある用紙に世界遺産 元離宮 二条城と墨書されて、日付が入るものです。

1枚300円で、まさに御朱印と同じです。

参拝ではなく拝観の記念をというご要望にはピッタリのものです。

ちなみに「元離宮」というのは、大政奉還の後、二条城が徳川幕府から明治新政府に移管された際に付けられた明治政府(天皇家)の所有であることを示す名称です。

元離宮と書くなら葵の御紋の朱印より菊の御紋の朱印であるべきな気もしますが、そこは深く詮索しないでおきましょう。

2019年(令和元年)限定!朱印ではなく金印の入城記念符

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二条城の御朱印ではなく入城記念符ですが、2019年は令和元年で、期間限定(2019年12月31日まで)の記念符がいただけます。

何と朱印ではなく金印なのです!

この特別入城記念符を貼る専用の屏風も用意されています。

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300円の入城記念符が2枚と専用屏風が1,200円で合計1,800円となります。

【蛇足】二条城の紋は葵の御紋か菊の御紋か

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堀川通りに面してある現在の二条城は徳川幕府が建設したものです。

明治維新で明治新政府経由で皇室のものとなり、その後京都市に払い下げられました。

現在の京都市の展示方針などからは、幕末の徳川幕府の二条城を強く意識していることがうかがわれます。

実は三代将軍徳川家光が天皇の二条城行幸を実現した後、その歴史的使命を終えた二条城は幕末まで将軍が立ち寄ることすらない無用の長物と化してしまっていたのです(近くの京都所司代が京都の行政と治安維持・皇室と公家の監視を担っていました)。

その京都市の二条城ですが、このページの主題でもある「入城記念符」でも触れたように徳川と皇室、葵の御紋と菊の御紋の扱いに混乱が感じられます。

建物の修復では菊の御紋を使いながら、二の丸御殿では「大政奉還の間」とか武士の人形を置いてみたりするのは違和感があります。

二条城の歴史的価値を「江戸時代の城郭の御殿がそのまま残されている唯一のもの」としている以上、徳川時代の二条城(御紋は葵の御紋)に統一してしまった方がスッキリするような気がしますが、皆様はいかがお感じになるでしょうか?

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